獅子ヶ岳(733m 三重県度会町)

期 日 1月12日 日曜日
行 程 注連指〜獅子岩〜山頂往復〜小萩〜出合橋
天 候 晴れ

近鉄伊勢市駅で下車、乗合バスで終点まで52分、降り立ったのは私一人、よくあることだ。バス停の名は注連指(しめさす)、これは読めなかった。

初めての山に単独登山、危険個所のない低山でも多少の不安はつきまとう。冬型の気圧配置が緩んで天気は上々、雪山登山より陽だまりハイキングを選択した。
人の気配が感じられない集落を通り抜け、薄暗い杉の植林へと道が続く。広葉の常緑樹が主体の雑木林、さらに落葉広葉樹へと植生が変わる。頭上が明るくなる。

正月の運動不足がたたり、疲れがピークに達する。山頂が遠い。楽して登れる山はないのだ。ハイキング気分を捨ててトレーニングと心得る。足に力を入れた途端、左右のふくらはぎに相次いで激痛が走る。ペースを落とす。

やっとの思いで山頂の手前に位置する獅子岩に到着。期待した以上の絶景が待っていた。ここで昼食とする。

初老の男性がやって来た。ふもとの注連指に住む人だった。遠くに見える海は五ヶ所湾であること、富士山の見える日もあること、元日は初日の出を拝む人でにぎわったこと、この地に風力発電の計画があること、などを教わる。
この出会いがもとで、事態は意外な方向へと展開する。(つづく)