好きな歌/なごり雪


ほかにネタがないときは音楽の話。

イルカさんの歌う「なごり雪」を聴いたのは1976年の今頃、まだ独身だった。
歌詞の舞台は東京、駅のホームから汽車に乗って旅立つ女の子と見送る男の子、季節外れの雪が舞っている・・・映画かTVドラマに出てきそうな設定である。「汽車」という言葉もすでに死語となりつつある。

3月は別れの季節、青春時代の一時期を過ごした街を去るその日のこと、友人が駅で見送ってくれることになった。駅の構内を改札口に向かって歩いていたら、偶然にも以前に好意を抱いていた女性と出会った。はからずも駅のプラットホームで二人に見送られることとなった。その女性とは互いに交わす言葉も出ず、友人にも遠慮したのか、離れた位置から無言で見送ってくれた。せめて最後は笑顔で別れたかった。

今でもこの歌を耳にすると、当時のことを思い出す。