踏跡探索

期 日 5月9日 金曜日
目的地 松ノ木谷〜イワクラ尾根
所在地 三重県鈴鹿市
行 程 小岐須〜大石橋〜大岩谷〜松ノ木谷〜イワクラ尾根
天 候 晴れ一時曇り・小雨

松ノ木谷の最上部に至ると傾斜が急になる。足元が崩れやすく、ほとんど四つん這いの姿勢でよじ登る。もはや杖は無用の長物だ。決して後ろを振り返ってはならない。わかっていながら、怖いもの見たさで振り返る。その瞬間、背筋が凍りつく。このスリルがたまらない。
ここからの退却は不可能、下りは登り以上に危険を伴うからだ。登るしかない。

麓の案内図には、松ノ木谷コースは実線ではなく点線の表示で「難路」とされている。過去2度挑戦したが、最初は別の目印に誘われて尾根道に入ってしまい、2度目は勘違いして別の谷に迷い込んでしまった。いずれも沢の徒渉には苦労した。
今なら好天続きで沢の水かさが減っているはず。チャンス到来。今度こそ、と不退転の覚悟で決行した。
第一関門、大岩谷の最初の徒渉は楽だった。紺屋谷出合の徒渉も、地点を見定め思い切りよくジャンプして渡ることができた。巨大な岩も必死の思いで乗り越えた。積んであった岩を踏み台に、跳び箱にまたがる要領で巨岩の上に乗ることができた。やはりここは難路に違いない。

大岩谷から分岐する松ノ木谷に入る。尾根に乗らずに谷の右岸に沿って進む。目印が誘導してくれる。新緑が目にやさしい。小さな滝を形成しながら流れる沢を眺めつつ快適に足を運ぶ。ここまで来れば安心だ。時折磁石で進行方向を確認する。北を指している限りは大丈夫だ。
谷が3つに分かれる箇所では中央を、4つに分かれる箇所では右から2番目を登る。事前の情報と現地の目印が役に立った。
最後のイワクラ尾根直下の登りには苦労した。尾根道の途中で昼食とする。
さて、せっかくここまで来たからには、入道ヶ岳山頂に足跡を残そう。あと一息だ。

イワクラ尾根の新緑