不純異性交遊?

ぐるなびお題「思い出のレストラン」とは編集

かつてそんな言葉があった。

高校生同士のカップル(アベックは死語か)が、学生服とセーラー服姿で盛り場の喫茶店へ入るのは、少々勇気が必要だった。
世は昭和元禄とはいえ、後ろ指をさされそうな雰囲気がまだ残っていた。噂の広まる恐れもあった。

或る秋の日、校内の図書館で下級生の女の子と待ち合わせをし(ここまでなら、よくあること)、名古屋・栄の「サンモリッツ」へ・・・。
初めての体験だった。何を注文し、どんな話をしたかはまったく記憶にない。当然のように自分が2人分支払ったことだけは確かだ。
不純な動機はみじんもない。純粋異性交遊だった。

現在に至るまで、喫茶店は、必要があって話をするために利用するだけの場所だと心得ている。一人で喫茶店へ入ることはほとんどない。「サンモリッツ」が今でも同じ場所にあるのかどうかは、知るところでないし、知らないままにしておきたい。

今でも母校の近くで高校生同士のカップルを見かけると、当時のことを思い出す。
Kちゃん、今頃どうしているのかな。