ポストリュード

「ポストリュード」とは何のことか。アンコールとは違うのか。

去る3月11日金曜日、名古屋フィルハーモニー交響楽団第433回定期演奏会に出かけた。お目当てはピアニストの上原彩子(あやこ)さんによるラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲」。
プログラムによると、「ポストリュード」としてコンサート終了後に彼女のミニコンサートがあるようだ。

「ポストリュード」は「プレリュード(前奏曲)」の反対語だった。なるほど。単なるアンコールではなかった。
この日3月11日は、東日本大震災の日、犠牲者への追悼という趣旨で、演奏会終了後に彼女がラフマニノフピアノ曲を3曲演奏した。何とその1つが、私が以前から練習中の「前奏曲嬰ハ短調作品3の2 “鐘”」だった。ロシアのクレムリンの鐘を思わせる荘重な和音が、この日に限っては日本の梵鐘のようにコンサート会場に鳴り響いていた。
居酒屋へ立ち寄るのをやめて、愛知芸術文化センターに足を運び当日券を買い求めた甲斐があった。

合掌


愛知芸術文化センター