ストレス解消


凡人の取るに足らぬひとりごとが続いた。前回のひとりごとは、スマートフォンを持たない者のひがみのようだ。何か満たされないものがあって、その不満が溜まりに溜まっているのではないか。ストレス解消が必要だ。
当分山へ行く予定はなく、酒に依存するのもまずい。思い切りピアノの鍵盤をたたこう。

この不器用な私がピアノを始めたのは、ピアノの音色が好きだから、というのが理由の一つである。
例えば、のどかな昼下がりに閑静な住宅街を歩いていると、どこからかピアノの音色が聞こえてくる。モーツァルトのK.545だ。良家のお嬢様や才色兼備のピアノ教師を想像する。自分もあのように弾くことが出来たら・・・。
素人でもいい音が出せる。そこが他の楽器と違うところだ。認知症予防にもなるし、子供たちが成長、独立するにつれて音を出すことのなくなったピアノを遊ばせておくのはもったいない、という考えもあった。

昼間、周囲に迷惑の掛からないような時は、弱音ペダルを使わずに思い切り大きな音が出せる。大作曲家たちが素晴らしい名曲を世に出してくれた。たとえ和音一つだけでも、これらの名曲の一部を楽譜どおりに弾ければ気分爽快である。しばらく練習から遠ざかると楽譜を忘れてしまうし、ミスタッチも増え、かえってストレスのもとだ。そうならないよう、不要不急の外出を控え、練習を重ねよう。