記憶の不思議

自分の通った2つの小学校、中学校、高等学校、4校の校歌は、1番だけなら、数十年経過した今でも歌うことができる。在学中に歌ったのは、始業式、終業式、卒業式と、その直前の音楽の授業など、わずかな回数だ。卒業後は、当然ながらその機会はない。それでも覚えている。

その反対に、忘れやすい代表的なもの。それは、自分の泊まったホテルのルームナンバー、旅館の部屋の名前である。1週間も過ぎると、ものの見事に忘れている。記憶しておく必要がないからだ。ホテルなら、たかだか3桁か4桁の番号なのに。

校歌も、記憶しておく必要性はさらさらない。それなのに、この違いは何によるものか。
小学校、中学校を通じていじめられっ子だったので、母校に対していい思い出はあまりない。旅先の楽しかった思い出、宿泊したホテルや旅館の印象の方が、より鮮烈である。

心理学、或いは大脳生理学の専門家から、教えを乞いたいと思う。