大鈴山(1012m 愛知県設楽町 )

(承前)
次のバスはもう最終になる。発車時刻まであと3時間、After登山は気ままなウォーキングに充てる。田口で居酒屋を探し1杯引っかけたくなるが、誘惑を断ち切る。
ウォーキングのコースは登山口の和市から清崎まで、田口からだとバスで2区間になる。車も人も、動物もほとんど通らない県道433号線を歩く。
振り返れば、3週間前に登った岩古谷山、先ほど登った大鈴山、その前衛峰の鹿島山が見える。緑が鮮やかさを増し、色も濃くなってきた。道端に大きなタラノキ、もう葉が開きかけている。「ご自由にお持ち帰りください」と言わんばかり、でも山菜狩りには遅かった。

大鈴山


途中から県道の幅員が狭くなる。落石注意の警告もある。民家がない区間に街路灯はなく、日が暮れると真っ暗だ。
県道が「険道」と呼ばれるのもうなずける。

塩津温泉手前で、工事のため通行止めとの表示があり、県道から迂回路の町道に入る。
山林に囲まれた暗い道の途中に民家が現われると、ほっとする。冬の暮らしはさぞ厳しいことと思う。山に囲まれていては日照時間も短いだろう。

2時間ぶっ通しで歩いて清崎に至り、バス路線に合流する。さらに2区間先の呼間(よんま)まで歩く。予想外の遠回りを強いられたこともあって足の裏が痛い。山登り以上に疲れるAfter登山だった。

寒狭川のほとりに腰を下ろし、体を休める。いつの間にか夕暮れ時、せせらぎの音や鳥のさえずりに心を和ませながら、カロリーと水分補給のモグモグ+ゴクゴクタイム。生き返った心地がした。

期 日 4月29日 日曜日・祝日
行 程 田口バス停〜和市〜山頂〜和市〜清崎〜呼間バス停
天 候 快晴