ひこうき雲 (詞、曲、歌は荒井由実)


病室の窓から空を見上げる。
自由の身になりたい。でも、不治の病であればかなわぬ夢。
天に召されたら、燃焼し尽くした命の証として、ひこうき雲になって大空を駆け抜けたい。

長期間入院した経験はないが、その気持ちはよくわかる。

一直線に軌跡を描くひこうき雲も、やがては輪郭があいまいになり、大空に溶け込んでいく。これもまた、はかない命。

いつかは、病床から窓の外を眺めて暮らす日々が来るかもしれぬ。
その時は、きっとこの歌を思い出すことだろう。