プロのピアニストに勝った

「生意気なことを言う」「勝った、負けたと騒ぐじゃない」

仰せのとおり。

劣等感のかたまりだった子供の頃を思い出す。

「不器用」

 親からもさんざん言われ続けた。その私がピアノを弾くのは身の程知らずというものだ。音感と手の大きさをどれだけ生かせるか。

 

数少ないピアノ曲のレパートリーの一つが、シューマンの「トロイメライ」である。聴く限りでは簡単そうでも、指の運び方に苦労する上、主旋律と内声とのバランスが難しい。余計な力の加わりがちな親指と力の弱い薬指、小指とを意識して弾く必要がある。無意識にできれば一人前だ。

最大の難所がこの和音(画像中央)。

 

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アシュケナージ氏も仲道郁代氏も、アルペジオ(分散和音)のように弾く。指が届かない場合はやむを得ない。よくあることだ。

ここに限っては手の大きい者が勝ちである。