名曲再発見

音楽は、それをいつ聴くか、どこで聴くかで感動の度合いは違ってくる。或る人がそう記していた。同感である。さらに、その時の精神状態によっても変わる。

 

ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68

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名曲とは知りつつも、苦手な音楽だった。肩がこる。気疲れする。ほかの交響曲とは大違いだった。

或る時期を境にして認識が変わった。

予備知識などなくてもいい。かえって邪魔になることさえある。聞き流すくらいのつもりでよかったのだ。

第1楽章と第4楽章、それぞれの序奏の緊迫感、これと対照的に心安らぐ第2、第3楽章。

素晴らしい音楽ではないか。

 

ブラームス管弦楽法は、ここぞという聴かせどころでホルンを効果的に用いる。この曲はその典型だ。

そのホルンの響かせ方、ティンパニーの強烈なアクセントが聴きどころでもあり、より魅力を高めている。

 

ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団

ジュリーニ指揮 ロスアンゼルスフィルハーモニー管弦楽団

アバド指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

最近ではこれらの演奏を聴いている。いずれも指揮者の個性がよく表れている。