名曲再発見 その4

ラフマニノフ作曲 交響曲第2番ホ短調 作品27

 

 演奏時間が長い。加えて、夜のムード音楽のような甘く切ない旋律が延々と続く。抜群の催眠効果を発揮する。全曲をまともに聴き通すのは至難の業だ。自宅だとくつろいだ状態で聴くため、つい気が緩む。

気が付いたら楽章が変わっていた、トゥッティ(tutti)の大音量で目が覚めた、といった具合だ。

このたび知人の御厚意により、生演奏で聴く機会があった。今度こそ、とばかりに気分を入れ替え姿勢を正して、最後まで居眠りせずに聴くことができた。

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新発見がいくつかあった。

木管楽器イングリッシュ・ホルンが加わっており、打楽器のグロッケンシュピールが効果的に用いられていた。「あれれ、こんな箇所もあったのか」と気付かされた。いったい今までどんな聴き方をしていたのか。

ふだん聴くのは、アシュケナージ指揮によるアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、弦楽器の音色とハーモニーがことのほか美しく艶がある。この曲の魅力を一層高めている。