眠れぬ夜に

「歳をとると、いいことなんか、なーんにもない」

祖母が日頃そう言っていたと、亡き母から何度も聞かされた。繰り返し聞くうち、そのとおりかな、と思った。

 

歳をとると、いいことがある。まわりにいた嫌な奴がみんな死んでいなくなる。

そんな趣旨のことを或る人が書き残していた。これは実感として理解できる。車内で席を譲られるのもうれしい。

でも、自分自身が席を譲る対象どころか、死んで欲しい「嫌な奴」にみられている、という可能性は大いにある。

 

どう歳をとるか。いまだに正解が見い出せないでいる。

「思い出の多い人生を送ること」

これが人生の幸せだと、どこかに書いた気がする。

 

この先、まだまだいい思い出が新たに加わるのだろうか。

 

静かな眼、平和な心を忘れずに、安らかな余生を過ごしたい。

 

以上、眠れぬ夜の雑感でした。