ビールがまずい?

 

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本格的な夏を目前にして、まずいことになってきた。

ビールをおいしく飲めるのは、最初のひと口だけ。以前からうすうす気づいてはいたが、いよいよ不都合な事実となってきた。ふた口目からは、ただほろ苦いだけの冷たい液体と化してしまう。本物のビールも第三のビールもその違いがわからなくなる。

「のどごし」などもってのほか、ビールも舌と鼻で風味を感じながらゆっくりと飲み下すものだ。その風味に対して鈍感になってきたようだ。

余談だが、かつて宴会でじっくりと味わうような飲み方をしていると、けなすように注意する上司(実名を公表したい)がいた。

 

昔々、或るレストランでのこと。当時出回り始めた生ビールをジョッキで飲んだ時のおいしさが忘れられない。多感だったあの頃の味覚はどこへ行ったのか。生ビールというものは、これほどまでに新鮮で口当たりのよい飲物だったのか、と感動さえした。ささやかではあるが、しみじみとした幸福感にひたることができた。日常的に生ビールが飲める境遇にはなかったこともある。

 

「ビールは少量にとどめておけ」という天の声かもしれぬ。